2017年 11月 21日
遠いつながり |
やはり作家でエッセイストの青木奈緒さんです
とても美しい方で文さんから譲り受けたお着物姿に見惚れてしまいました。
幸田文さんが物書きになられたきっかけは詩人で文芸誌編集長の野田宇太郎氏
の勧めによるもので既に露伴氏は弱られていて文さんがお世話をしながら
当時の暮らしぶりやそのやり取りを随筆に書かれたそうです。
それを読んで野田宇太郎は書かしてしまった・・・と何かの文集に書いています。
作家が亡くなった後の随筆などはよく耳にしますけど
生前に書いていたとは知りませんでした。
文学散歩とは野田宇太郎氏の創案で有名な言葉になったそうです。
幸田文氏については「人は運命を踏んで立つ力があるものだ」
とも書いています。
野田宇太郎氏の言葉で好きなのは
「過去を語ることは背に廻った未来について語ることでもある」
こんな言葉に出会うと宝物を発見したような気分になってしまいます。
青木奈緒氏は幸田文氏を通じて野田宇太郎氏と「遠いつながり」を思い
私は亡夫を通じて野田宇太郎氏と「遠いつながり」思ったのでした。
というのも昔々亡夫が20代前半頃に東京で展覧会をしていて折
文学者仲間と一緒に訪ねて来られ一寸お話をされたそうです。
そして不思議そうな顔をして作品を見ていた。と聞いたことがありました。
ただそれだけののコトではありますが・・・。
幸田文さんの気質というか気っぷからして相当面白いはずです。
12月は本は読まない事にしていますから来年の楽しみが出来ました。
by kumoburouti
| 2017-11-21 22:49
| 本
|
Comments(2)
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aomeumi at 2017-11-25 11:52
青目
こういう催しは・・・案外東京ではありません。大げさな、背景にコマーシャルの香りがプンプンするものばかり・・・ゆっくりと間近に話を聞くような講演会に行きたいと思っています。幸田文・・・ずいぶんと読みました。憧れましたが、性根が違う・・・怖いような方でしたね。運命をしっかりと踏んだ方なのですね、きっと・・・。
こういう催しは・・・案外東京ではありません。大げさな、背景にコマーシャルの香りがプンプンするものばかり・・・ゆっくりと間近に話を聞くような講演会に行きたいと思っています。幸田文・・・ずいぶんと読みました。憧れましたが、性根が違う・・・怖いような方でしたね。運命をしっかりと踏んだ方なのですね、きっと・・・。
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kumoburouti at 2017-11-25 22:33
aomeumiさま
野田宇太郎文学資料館がありますから遠いつながりを
訪ねてこの地にお越しになったようですよ。
東京はお金さえあればとても面白い所だと思うのですが(笑)
でもそれだけでは補えないものがこの世にはありますしね。
幸田文、私は一冊丸ごと読んだことがないので「みそっかす」
「きもの」から読んでみようかと。
青目先生の講演会福岡ではないのですか、
お話しお聞きしたいですよ。
野田宇太郎文学資料館がありますから遠いつながりを
訪ねてこの地にお越しになったようですよ。
東京はお金さえあればとても面白い所だと思うのですが(笑)
でもそれだけでは補えないものがこの世にはありますしね。
幸田文、私は一冊丸ごと読んだことがないので「みそっかす」
「きもの」から読んでみようかと。
青目先生の講演会福岡ではないのですか、
お話しお聞きしたいですよ。